2014年7月21日月曜日

摩周岳2~弟子屈町~

 さて、分岐点。

1.6キロかぁ。。。と思いつつ、目指す山の頂きがあまりにも遠いことに改めて愕然。

。。。ホントにイッテンロッキロ??

 もしかして、私の目指している山はあれじゃないのかな。。。なんて現実逃避をしながら、摩周岳に向かいます。

 あまり急激なアップダウンが感じられないのですが、


転落の恐れありだってーー。


 そうかそうかと、やっぱり高いのかと納得しながら進むと。


後400m!!

 これ、テンションあがります。

後、400mだよ!!いくぜ山頂!!とばかりにさくさく歩き出すと、
上から降りてきたご夫婦とすれ違う。

こんにちはーー。と和やかにすれ違いながらオジサマの一言。

「こっからきついよーーー(にやり)」

「あ、やっぱり。。。ですよねー」

と笑顔を引きつらせながら、前方を確認すれば。。。。


ごろりごろり

 山頂までの道のりを一歩づつ刻むように置かれた石の山。

。。。これがホントに急なんです。

 天と地ほどに違うコースの落差に驚き、戸惑います。

いうなればずーーーっとマラソンだと思って走っていたのに、ゴール直前で100メートル走に切り替わる感じ。

 ホントにーーーー????と使い切った体力と相談しながら四本の手足をフルに使い、
ほぼ這いつくばるようにして、一歩づつ、というか石一個づつ登っていきます。

 ふと横を見ると結構切り立った山道で、先程見た看板の「転落」が一瞬よぎります。
が、恐怖を感じるよりも、疲れ果てているこの身体で山頂までたどり着けるのかどうか。

で、下りれるのかどうか。

去年も思いましたが、やっぱり毎年思うことは一緒のようです。

 永遠とも思える石を登ると。。。。


着いたぜーーーー!!!

 思わず、ぺたりと座り込みぽーっとします。

早朝の霧はどこへやら、スッキリとは言い難いですが湖面も見えます。


晴れてる晴れてる。。。ん??

 ちなみによく言うのが「晴れた摩周湖を見ると婚期が3年遅れる」という言い伝え。

真偽のほどは定かではありませんが。。。もう何回見たことやら。

 この反対側は崖のようになっております。

噴火口

 かなり危険な香りでいっぱいです。

切り立った岩肌ですが、先程から見えていたのはこちら側のようです。

かなりダイナミックな崖です。

 

何の花でしょう。。。

 すっかり疲れ切った身体をお茶とカステラとお花で癒し、
うっすらとのぞく湖面に心癒され、さて下山。

 登る時はあんなに必死に這いつくばってきたのに、下りる時はぴょこぴょこと下りてゆきます。

ここからは先程の逆パターン。

短距離走だと思ったのにマラソンだった。の心境です。

ずっと歩いてきたはずなのに、思いのほか7キロって遠い。

あれ、こんなに遠かったっけ?

あれ、こんなに坂道たくさんあったっけ?

あれ、こんな道あったっけ?

と、往復14キロちょっとの道に翻弄され続けました。

 下界に戻ると風景は一変。

霧に包まれていた駐車場はたくさんの観光客でにぎわい、キレイに晴れています☆

 1人汗だくで疲れたてた様子の私はまるで浦島太郎。

それでも売店で味わえる摩周ブルーのソフトクリームは格別です❤

 分岐点のもう一つの山西別岳に行けなかったのが残念ですが、是非とも次回リベンジです☆






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