さて、分岐点。
1.6キロかぁ。。。と思いつつ、目指す山の頂きがあまりにも遠いことに改めて愕然。
。。。ホントにイッテンロッキロ??
もしかして、私の目指している山はあれじゃないのかな。。。なんて現実逃避をしながら、摩周岳に向かいます。
あまり急激なアップダウンが感じられないのですが、
転落の恐れありだってーー。
そうかそうかと、やっぱり高いのかと納得しながら進むと。
後400m!!
これ、テンションあがります。
後、400mだよ!!いくぜ山頂!!とばかりにさくさく歩き出すと、
上から降りてきたご夫婦とすれ違う。
こんにちはーー。と和やかにすれ違いながらオジサマの一言。
「こっからきついよーーー(にやり)」
「あ、やっぱり。。。ですよねー」
と笑顔を引きつらせながら、前方を確認すれば。。。。
ごろりごろり
山頂までの道のりを一歩づつ刻むように置かれた石の山。
。。。これがホントに急なんです。
天と地ほどに違うコースの落差に驚き、戸惑います。
いうなればずーーーっとマラソンだと思って走っていたのに、ゴール直前で100メートル走に切り替わる感じ。
ホントにーーーー????と使い切った体力と相談しながら四本の手足をフルに使い、
ほぼ這いつくばるようにして、一歩づつ、というか石一個づつ登っていきます。
ふと横を見ると結構切り立った山道で、先程見た看板の「転落」が一瞬よぎります。
が、恐怖を感じるよりも、疲れ果てているこの身体で山頂までたどり着けるのかどうか。
で、下りれるのかどうか。
去年も思いましたが、やっぱり毎年思うことは一緒のようです。
永遠とも思える石を登ると。。。。
着いたぜーーーー!!!
思わず、ぺたりと座り込みぽーっとします。
早朝の霧はどこへやら、スッキリとは言い難いですが湖面も見えます。
晴れてる晴れてる。。。ん??
ちなみによく言うのが「晴れた摩周湖を見ると婚期が3年遅れる」という言い伝え。
真偽のほどは定かではありませんが。。。もう何回見たことやら。
噴火口
かなり危険な香りでいっぱいです。
切り立った岩肌ですが、先程から見えていたのはこちら側のようです。
かなりダイナミックな崖です。
何の花でしょう。。。
すっかり疲れ切った身体をお茶とカステラとお花で癒し、
うっすらとのぞく湖面に心癒され、さて下山。
登る時はあんなに必死に這いつくばってきたのに、下りる時はぴょこぴょこと下りてゆきます。
ここからは先程の逆パターン。
短距離走だと思ったのにマラソンだった。の心境です。
ずっと歩いてきたはずなのに、思いのほか7キロって遠い。
あれ、こんなに遠かったっけ?
あれ、こんなに坂道たくさんあったっけ?
あれ、こんな道あったっけ?
と、往復14キロちょっとの道に翻弄され続けました。
下界に戻ると風景は一変。
霧に包まれていた駐車場はたくさんの観光客でにぎわい、キレイに晴れています☆
1人汗だくで疲れたてた様子の私はまるで浦島太郎。
それでも売店で味わえる摩周ブルーのソフトクリームは格別です❤
分岐点のもう一つの山西別岳に行けなかったのが残念ですが、是非とも次回リベンジです☆