私が目指すのはもちろん頂上。
こちらの境目に細いしめ縄があり、紙垂がぶら下がっておりちょっとだけ神聖な気持ちになります。
改めてお邪魔しまーす。と心の中で呟きながら進みます。
お、ななかまど。
ひたすらひたすら足元だけを見つめて登ってきましたがふと見上げると真っ赤なななかまど。
真っ青な青空とのコントラストは絶妙です。
更に近くに寄って撮影を。。。
上を見過ぎて深みにはまる。。。。
きれいなんですが、足も膝も腕も手もすべてがぷるぷるの私に残されている余力はわずかなので
相棒のiPhoneをもってしても写真はぶれてしまいます。
手ブレ補正の新しい相棒持ってくるんだったなーと思いながらも、先に進みます。
小さな沢のような川をひたすら歩き、見つけたのは。
きっと斜里川の始まりの一部
分りずらいのですがまさに岩清水のごとくぽたりぽたりと湧き出ている水がありました。
もちろんこんなような場所があちこちにあって合体して大きな斜里川になるのは百も承知ですが、
今まで散々悩まされ続けてきた原点に来たかと思うとちょっと感動。
ここからは低木のトンネルのような場所をくぐり抜け、「胸突き八丁」
名前のインパクト凄過ぎ。。。
正直、ここから馬の背までが一番きつかったです。
道は狭くなるし、頂上から降りてくる人とも出会うし、「頑張ってください!!」と声を掛けられても
蚊の鳴くような声で返事をするのが精一杯。
すでに体力はゼロ。
後は根性のみが残っている状態でひたすら「頑張れ私。。。歩けば絶対つくんだから。。。」と自分応援をしながらのろりのろりと歩を進めました。
ガレ場
登山素人の私は山用語をほとんど知らないのですが、見た瞬間に「あ、これがガレ場ね」と瞬時に悟った場所。
すっごく急斜面でガレガレした感じの石が大量にある場所です。
正直危険。
昔の私よくここ登ったなぁと感心しながらも、その時ここ確か一面の雪。
肥料袋を下に引いてみんなで滑って楽しんだ記憶があります。
その当時の怪物のような体力をうらやましく思いながらも「あと少し、あと少し。。。」と念仏のように唱えながらようやく馬の背に到着。
馬の背から
いや、ここからの眺めも相当良いわけですよ。
今までの道のりを考えたらここで満足してもいいのでは。。。と心の中の私がささやく。
ふと隣を見ると斜里岳の頂き。。。
いかねば。
ここから大体30分位登ります。
ここまで来たらただひたすら「頂上、頂上」とつぶやくのみ。
一歩一歩が非常に重く感じられ、永遠とも思える道を進むと。
神社。
この向こうが山頂です。
ここまでくると不思議と足取りも早くなります。
ようやく。。。
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